天皇賞春を連覇したフェノーメノ

春天予想を的中させよう

天皇賞春を連覇したことのある馬は過去に2頭おり、メジロマックイーンとテイエムオペラオーが達成しましたが、2013年と2014年の天皇賞春を制し、史上3頭目の連覇を達成したのがフェノーメノです。
父はステイゴールドで、2015年に天皇賞春を制したゴールドシップと合わせ、ステイゴールド産駒が2015年時点で3連覇している状況となっています。
1回目の天皇賞春の時、フェノーメノは前哨戦の日経賞を制し、2番人気に支持されました。
それまでは日本ダービー、天皇賞秋と2着が続いており、意地でもG1が獲りたいという状況であり、陣営としても気合いが入っていました。
1番人気に支持されていたのはクラシック二冠、そして有馬記念を制したゴールドシップで、前哨戦の阪神大賞典を完勝し、単勝1.3倍という圧倒的な支持を集めていました。
レースはサトノシュレンの単騎逃げ、その後ろにトウカイパラダイス、ムスカテールが続く流れとなり、前半の1000メートルが若干速く流れたため、前にいた馬たちにはきついことになる一方、中盤では流れが一気に緩んだため、後ろの馬もそこまで動けない状況となり、結果としては中団にいた馬には最高の流れになりました。
勝ったフェノーメノ、2着トーセンラー、3着レッドカドーは10番手前後に位置し、そこから4コーナーで進出を開始し、最後の直線に向かい、そこで先頭に出たフェノーメノが後続を寄せ付けない走りで快勝しました。
ゴールドシップは一気にポジションを上げたものの、そこで脚を使い、直線ではあとひと踏ん張りがききませんでした。
翌年の天皇賞春は、フェノーメノの臨戦過程が良くなく、日経賞でも負けたため、去年の天皇賞春優勝馬であるにもかかわらず、4番人気に甘んじることとなりました。
1番人気に2013年のダービー馬キズナ、2番人気にゴールドシップ、3番人気にオルフェーヴルのライバルウインバリアシオンでした。
レースは最後の3コーナーまでゆったりしたペースで流れたにもかかわらず、前の馬が総崩れする不思議な状況となりましたが、中団にいたフェノーメノが後続の追撃をなんとかかわし切り、連覇を達成しました。
2着とはクビ差、2着と3着とはハナ差という薄氷を踏む勝利となりました。
最後は位置どりの良さが明暗を分けた形になりますが、天皇賞春に照準を合わせ、優勝した陣営の努力は評価されるべきと言えます。
この後、脚部不安で引退し、種牡馬入りしましたが、果たせなかったダービー制覇の夢は子供たちに託されることになります。