天皇賞春の歴代優勝馬を語りつくす

春天予想を的中させよう

京都競馬場芝3200メートルで行われる天皇賞春は、JRAに存在する中で最も距離が長いG1レースです。
かつては天皇賞秋も東京競馬場の距離3200メートルで実施されていましたが、世界を見据えスピード競馬にシフトすべく、1984年以降は距離が2000メートルに短縮されています。
近年はスピード血統が中心となっていることもあり、スタミナ色の強い競走馬は沙汰されつつありますが、天皇賞春では数多くの名ステイヤーによる名勝負が繰り広げられ、歴代優勝馬の名前には名馬が並びます。
1974年の天皇賞春は、前年のクラシック戦線で死闘を繰り広げたハイセイコーとタケホープが出走、更に前年暮れの有馬記念を制するなど急激に力をつけた1歳上のストロングエイトが加わり、大いに盛り上がりました。
レースはハイセイコーが先行、先頭に並んで直線を向きますが早い段階で失速、替わってストロングエイトが抜け出し粘りこみを図りますが、大外から猛追したタケホープがゴール前で差しきり、名ステイヤーとしての底力を見せつけました。
1977年は、結局クラシックを一つも勝てなかったテンポイントが満を持して出走、同世代の菊花賞馬グリーグラスやダービー馬クライムカイザー、他にもホクトボーイやトウフクセダンなど、最強世代対決一色となりました。
レースでは、早め先頭から粘りこみを狙うテンポイントに、グリーングラスやクラウンピラードが襲いかかるも、見事にテンポイントが勝利し関西ファンの期待に応えました。
1985年の天皇賞春では、天皇賞春史上でもただ一度しかない三冠馬対決が実現します。
1番人気は前年の有馬記念を制し日経賞を完勝して臨んだ1984年の三冠馬シンボリルドルフ、1983年の三冠馬ミスターシービーは、シンボリルドルフに先着したことが無く、前哨戦で敗れたこともあり2番人気の評価でレースを迎えます。
3コーナーで早めに前に取り付き、シンボリルドルフより先に抜け出すという奇襲に出たミスターシービーでしたが、直線半ばで力尽き5着、歴代優勝馬の中でも圧倒的な成績を残していたシンボリルドルフは5冠馬となりました。
1992年は、皇帝シンボリルドルフの孝行息子トウカイテイオーと、名伯楽メジロマックイーンの二強対決として盛り上がりましたが、トウカイテイオーは5着に敗退、メジロマックイーンがステイヤーとしての貫禄を見せました。
1993年は、メジロマックイーンによる前人未到の天皇賞春3連覇が掛かったレースでしたが、菊花賞でミホノブルボンの三冠も阻止した「関東の刺客」ライスシャワーが見事に勝利、関東馬の意地を見せつけました。
過去の歴代優勝馬の中で、最も速いタイムでゴールを駆け抜けたのは2006年ディープインパクトの3分13秒4で、このレコードタイムは今も破られていません。